指導方法

 
国語の学習はどのように行えば、効果的でしょうか?

山下国語教室では、具体的な学習方法を示し、お子様が実践できるようにするところに最大の特長があります。

以下に指導例の一端をご紹介します。


例①「線引き」

指示語や接続語が出てきたら、線を引いて内容をチェックしよう、といった指導はたいていの塾で行われていると思います。

しかし、お子様が実行できていなかったり、逆に線だらけになってしまい、どこが大事な部分か分からなくなっているという場合がとても多いです。

山下国語教室では、学習の初期段階として、傍線をふくむ一文全体に必ず線を引き、一文の中に、または、一文の前後に指示語や接続語が使われていないかをチェックさせます。

ここまですることで、小学生は指示語や接続語を踏まえた解答を作ることができるようになるのです。

日本語だから何とかなると考えている小学生に指示語や接続語を踏まえた解答を作らせるためには、講師がその重要性をしつこいくらい伝えることが大切です。

 

例②「文章読解のパターン」

物語や論説文といった文章の種類に関係なく、重要な考え方があります。これらはどの塾でも教えていると思います。

「指示語」「接続語」「同内容」「対比」「具体例とまとめ」などです。「具体例とまとめ」は論説文中心ですが。

では、これらの文章読解のパターン問題をどこまで小学生が正しい途中経過をたどり、正解を導き出せているでしょうか。

「傍線部分と同じ意味の言葉を抜き出しなさい」といった問題は「同内容」のパターンです。

この時に簡単な問題なら何となく解答が見つかることもあるかもしれませんが、差のつくような問題であったら、「同内容」の3つのパターンをきちんと使いこなせないと不利になるでしょう。

しかし、多くの塾講師自身が3つのパターンの使い分けを教えていないのです。そもそも、たいていの塾講師がそこまでの技術を持っていないのが現状です。

「同内容は傍線の前後の表現も繰り返される」「同内容は傍線の部分分けした、それぞれの部分が繰り返される」の2つが典型的なパターンです。

もう1つのパターンは、授業を通して教えていきます。もしお知りになりたい方がいたら、直接お問い合わせ下さい。

 

例③「記述」

記述問題は、小学生が最も苦労する出題形式です。

何を書いていいか分からなかったり、何となく分かるけれど文章としてまとまらなかったり、といったことが原因です。

記述に関して、どのような問題点を抱えているのかを見極め、それぞれのケースに応じた対策が必要です。

ここでは、物語の「気持ちの記述」について説明していきます。

 

どの記述問題でも、文章としてまとめる時には「型」に当てはめて書いていきます。

「気持ちの記述」では、「原因+気持ち」の型で書きます。

まずは、登場人物の言動から「気持ちを表す言葉(心情語)」をずばっと決めます。よく「決めの言葉」などと言いますね。

その後で、「原因」をくわしく説明していきます。ただ、「くわしく」説明していこう、では、次につながる指導になっていません。

次に同タイプの問題が出題された時に記述で高得点を取れるようにするためには、「原因」部分をどのように「くわしく」書けばいいのか、具体的に指導する必要があります。

基本的な指導の1例としては、「原因」の部分と対立する内容を盛り込む、というように指導します。

 

たとえば、新しい靴がほしいとわがままをいう妹に兄が怒っている、という気持ちを説明をしたとします。

これでは、まだ完全ではありません。

「新しい靴」=「ぜいたく」です。このことと対立する内容である「家が貧乏である」ことを説明することで記述が完成します。

(例)「家が貧しく、ゆとりのない暮らしをしているのに、新しい靴を買ってほしいとわがままをいう妹に怒っている気持ち。」

 

「気持ちの記述」は、「原因+気持ち」で書くが、その時に「対立」する内容を入れることで高得点を取りやすい、とパターン化することが次につながる指導になります。

 

例④「記号」

記号問題の基本は文中の根拠を踏まえて解くことです。

その上で、選択肢の内容を正確に確認するために、選択肢を2つ~3つに部分分けする必要があります。

そうすることで、文章の内容と間違っている選択肢と、文章から読み取れない選択肢をはずすことができます。

ただし、それでも迷ってしまう選択肢が残ってしまいます。

その時に「全体の一部分」「場面違い」などといったパターンを身につけておくと、正答率を高めることができます。

 

たとえば、バングラデシュにある貧しい人向けの銀行であるグラミン銀行の功績について、問われたとします。

文中に、「低額の融資を行った」ことと、同時に「人々へのケアも行った」こととが書かれていた場合、2つの内容を盛り込んだ選択肢が正解になります。

しかし、「人々へのケアを行った」という1つの内容しか入っていないが、文中の表現を使っている選択肢(文章から読み取れる内容としては正しい)、2つの内容が入っているが「お金を貸した」「貧しい人への援助を行った」というように本文を言い換えている選択肢とでは、記号のパターンを指導されていない受験生は、不正解の前者を選びがちです。

ここでは、「全体の内容を説明しきった選択肢が正解、全体の一部分しか説明していない選択肢は不正解」、「文中の表現を使ったひっかけの選択肢、文中の表現を言い換えた正解の選択肢」という2つの複合パターンが問われているわけです。

 

選択肢問題もパターン化して教えることで、何となく解いていた状態から、あいまいさを一切排除して、論理的に考えられるようになっていきます。

 

例⑤「スピード」

スピードをつけることに関して、具体的な指導ができる塾講師がどれくらいいるでしょうか。音読をしなさい、読書をしなさい、といった漠然としたアドバイスでは、指導とは呼べません。

スピードがないためにクラス分けテストが振るわなかったり、模試の判定が厳しくなったりすることはよくあります。ですから、スピードをつけることはとても大切なことなのです。

6年生では、解くスピードも必要ですが、ここでは、4、5年生の文章を読むスピードをつける方法についてご説明します。

家庭学習で、4年生なら◯◯◯字の文章を◯分以内、5年生なら◯◯◯字の文章を◯分以内で読めるように具体的な数字目標を設定して、指導します。1回目が無理だったら5~6回目でクリアできるようにする、といった具合です。タイムも記録して、励みにしてもらいます。ご家族に協力してもらい、ゲーム感覚でできるので、長続きします。

このように、学年ごと、さらに、学年の夏前、夏後といった時期を踏まえて、◯◯◯字を◯分以内で、といった目標を設定できるのは、中学受験の国語に精通した教師の中でもほんの一部です。

山下国語教室の「音読トレーニング」は、宮沢賢治や芥川龍之介などの文章を使っているので、文学史にも詳しくなれる、というオマケつきです。